とんこつや鶏こつのどろどろの濃厚なラーメンスープってありますよね。
実はあれ結構簡単に作れます。
ここでは順番にどうなるかをやってみます。
材料
・ 豚のガラ
スープに良いとされる部位もあるようですが、スーパーではそんなにたくさんの種類も売っていませんし、あってもゲンコツくらいです。
ですので、今回はゲンコツで試しに作ってみます。
・ 肉を取る
ガラに肉が付いたままだと、スープがエグイ味になるそうなので、可能な限り取ってしまいます。
・ 骨を砕く
用意した骨にもよりますが、ゲンコツなどの大きいかたまりの場合、溶けるまでにすごく時間がかかってしまうのである程度小さくなるまで、ハンマーなどで砕きます。
・ 鍋に適当な量の水を入れ、骨を入れて煮込む
この煮込み作業はどろどろを目指すなら数時間かかります。
そんなガス代を使うのも勿体無いので、冬にストーブを付けている時に煮込みました。
言ってしまえばこれでもう終わりです。
煮込み続ければ骨の形は完全になくなり、どろどろのスープが出来上がります。
せっかくなので、日を追いながら味を確認してみます。
・ 初日
煮込み始めると、とんこつ特有の臭いが立ち込めてきます。
特に煮込み始めてすぐだと、強烈に臭いスープなのでとても飲む気にはなれませんでした。
2時間くらい経った頃でしょうか。
臭いに慣れたのかどうなのか分かりませんが、さっきより随分マシになった気がするので味見をしてみると、強烈にとんこつ臭い、エグイラーメンスープになっています。
吐きそうになります。
この段階で味見してしまうと、とても人が食べられるものができるとは思えないので、やめておくことをおすすめします。
・ 2日目
ここまでで5時間程度は煮込んでいると思います。
見た目は少し白みがかってきて、普通のラーメンスープのようになっています。
味見してみると、とんこつ臭のキツイラーメンスープになっていますが、「とんこつラーメン」としては食べられる味になっています。
そうそう、味見ですが、ラーメンスープはタレを入れないと飲めたものじゃないので、煮込む前から作っておく方がおすすめです。
タレも寝かす方がおいしくなるそうなので。
・ 3日目
10時間以上煮込んでいると思います。
骨は初めの形がほとんどなくなり、スープはどろっとしてきています。
味見してみると、いわゆる濃厚スープで、もしかしたらここが一番おいしいかもしれません。
ただまだ骨があるので、少し水を足して更に煮込みます。
・ 4日目
もう何時間煮込んだのか分からないくらい煮込みました。
遂に骨は跡形もなく消え、程よく水分が飛んだスープはどろどろになり、あんかけとまではいきませんが、かなり濃厚になっています。
そして味見をしてみると、とにかく超濃厚なラーメンスープになっています。
これ以上煮込む理由もないので、ラーメンを作り食べてみると、手作りとは思えない完成度の高いラーメンになっています!
個人的にはどろどろになる一歩手前辺りが食べやすく、おいしいような感じでした。
まだ若くて、こってりしたものが好きであれば、骨がなくなるまでどろどろにする方が好みに合うかもしれません。
普通の豚骨スープをつくるのは難しいのですが、どろどろのスープを作るのは簡単です。
こうして作ったどろどろ濃厚ラーメンがどれくらいおいしいかというと、どろどろスープのラーメンを出すお店のラーメンと比べてほとんど遜色なくおいしいです。
あとはタレと麺によるので、この二つが自分の好みに合うものが用意できるなら、自分で作ったラーメンの方がおいしくなります。
今回タレは自分で作って、麺はもともと好きだった麺を買ってきたので、すごくおいしくなりました。
タレは市販の物でおいしいものがあるので、それでもいいと思います。
やってみよう!
実験室