望んでもいないのに草は勝手に生えてきますよね。少しであれば草刈でもいいのですが、広くなってくると全然追いつきませんし、一生続けるとすごい時間を無駄にすることになります。 そこで除草剤を使う人もいるのですが、撒いても撒いてもきりがないと言う話も耳にします。 ちょっとしたコツがあるので是非やってみて下さい。
除草剤には粒状の根から枯らす物と、葉に吹き付け枯らす液状の物があります。 これはどちらがいいというわけではなく、両方を上手く使い分けていきたいところです。 その土地に草が生えて欲しくない場合は粒状を、 生えてきた草だけを枯らしたい時は液状の物といった感じです。 また、ツタなどの強い植物には両方使うなども効果的です。
液状の除草剤は一般的に濃縮タイプなので水で薄め、噴霧器などで撒いていきます。 上でも書いているように、その植物だけを枯らす目的となるので、 その土地自体には数日、数週間後にはまた草が生えてきます。 近くに枯らしたくない植物がある場合では粒状の物だと影響を与える事もあるので、 そういった場合に使います。 つまり、雑草を一掃したいというような場合には向いていませんし、 年に何回・何十回と使う事になるので費用も結構かかります。
おすすめの使い方は、使い終わった洗剤スプレーの容器に薄めて作っておいて、 一部生えてきた草に使ったり、畑の中の一部に使ったりします。
どういった使い方をするにしても注意したいのが、 風の強い日には使わないという事です。 吹き付けている時に風で飛んでいき、周りに影響を与えるからです。 お隣さんの木の葉が枯れた、なんて事になったら大変ですもんね。
粒状の除草剤は広範囲の土地や、雑草が全く生えてきて欲しくない場所に使います。 多くの場合粒状の除草剤は結構な金額になっています。 そこで量が同じなら安い物を選んでしまうところですが、 基本的に安い物ほど効果も薄いと思って間違いないです。 極端な話、3,000円の物では年6回撒いてなんとかなっているとしたら、 6,000円の物では年3回撒けばなんとかなる、というような感じなので、 撒く手間を考えたら高い方がまだいいです。 もちろんそんなに撒くケースはあまりないでしょうけどね。
実際に撒く時は、1番最初に撒く時はケチらずに一気に大量に撒く方がいいです。 ここでケチってしまうと撒けてない部分の草は枯れないし、すぐに生えたりするので、 そこを枯らす為に追加で撒いたり、必要以上に撒いてしまうので、 ちびちび撒く方がかえってたくさん使ってしまう事になります。 一旦全部除草できてしまえば、その後生えてきたところに少量撒くだけで済むので、 手間も費用も省けます。
広範囲でなければ撒いた後ジョウロなどで水をかけるのですが、 広範囲の場合、雨の日を待って撒く事もあると思います。 この時の雨は強すぎると除草剤が流れていってしまうので、 小雨の時がもっとも効果があります。 また、「今は晴れてるけどそのうち雨は降るだろうから撒いてしまおう」というのはやめた方がいいです。 粒状の物は最低一度でも湿らない限り、風で飛んでいってしまうので、 晴れた日に撒いた後、雨が降るまでに風の強い日があると全然効果がありません。
ツタ性の植物はホント、嫌になるほど強力です。 抜いてもすぐ復活するし、除草剤もあまり効きません。 ツタ性の植物は地中に深く根を張っていたり、 広範囲に根を広げているので、よほど丁寧に抜くか、 大量に除草剤を使わなくては完全になくす事ができません。 とにかくある程度成長してしまうともう手が付けられなくなります。
上でも書いているように、ツタ性の植物には粒状と液状両方を使います。 ツタの出ているところから周辺にかけて粒状を巻き、 葉には液状の物を吹き付けます。 これで実際に枯れるかというとそうでもないのですよね。 そこで、枯れなかった物に、液状の除草剤を原液のまま絵筆などで葉に塗っていきます。 たくさんあると大変ですが、一度液状を噴霧していればそれなりに減っていると思うので、 残った強いところに原液を塗っていきます。 根元が見えていて太い場合は、幹をカッターなどで皮を削り原液を塗ります。 根元から切断してしまった場合は少し成長するのを待ってから(どうせ生えてくる)原液を塗ります。
やってみよう!
実験室