リモコンや携帯プレーヤーなどが電池の液漏れで使えなくなった時の直し方です。
新しい電池に交換したけど使えないからもうだめだ〜っという前に!
液漏れしただけなら部品を交換するわけでもなく、簡単に修理できるので一度お試し下さい。
※注意
特別に危険なわけではありませんが、電解液を触った手で目を擦ったり、あちこち肌を触るのは避けて下さい。
作業が終わったら速やかに手を洗って下さい。
電池の液漏れでその機械が使えなくなる一番の原因は、
電解液が基板上に流れ、ショートしている
というものです。
つまり、その液漏れした電解液さえキレイに拭きとってしまえば多くの場合は再び使えるようになります。
右の写真のテカテカしたとこが液漏れした箇所です。
ここをティッシュなどでキレイに拭きます。
基板上にはハンダ付けの時に流れたヤニがテカテカしてる場合もあり、そこは拭く必要はなく、触ってもネタネタしてませんが、電解液は触るとネタネタしているので分かります。
次は少し分かりにくいのですが、チップから出てる足に青っぽい物が付着しています。
これもキレイに拭き取るのですが、足と足の間に入っている場合は歯ブラシなどの細かいブラシで掻き出すか、エアダスターで吹き飛ばすなどをします。
個人的に最も多いのが、電池の接点部分に液漏れした電解液が付いている場合です。
この場合電池の両端部分にある接点を良く拭きます。
液漏れした電解液が乾燥していると布やティッシュで拭くだけでは取れないので、紙やすりやマイナスドライバーなどでこすり落とします。
これは自分の物だけでなく、家族が使ってるリモコンなどでも液漏れしていることが多々あるので、ホントに一番多いです。
そしてこれだけで直ります。
電源が入らない、挙動がおかしいなどの場合でもたったこれだけの事でほとんど修理できます。
修理と言うほどの事をやっているわけでもないので、誰でもできます。
分解して壊したらどうしよう、と思うかも知れませんが、直さない限り使わないし、そのまま捨てる方が多いと思うので、どうぜ壊れてるんだしやって直ったら儲けもの!くらいでやってみて下さい。
液漏れ自体を防ぐ方法としては、電池は高温であるほど液漏れしやすいので、電池を入れているリモコンなどはテレビやパソコンの上など熱くなる場所に置かない、
直射日光に当たる場所に置かない、冬ならコタツの上(特に中心)に置かないなどで少し防ぐことができます。
予備の電池も涼しい場所に保管する方がいいですね。
熱くなる場所に保管しておくと使う前に液漏れすることもあります。
電池駆動の物って、説明書に「使わない時は電池を外すこと」みたいなことが書いてあるんですよね。
実際私もそう思います。
外す方が良いです。
電池なんて放置していたら十中八九液漏れしますからね。
ただ、使わなくなったからこそ放置してしまうわけで、放置してたら電池を外すこと自体忘れてますよね。
そしてまた今日も液漏れします。
やってみよう!
実験室